家賃アップで管理物件の資産価値向上!値上げのコツとは
2021.09.14家賃は一度決めると「値上げできない」と勘違いしているオーナーは少なくありません。
管理物件の家賃は周辺相場の上昇や固定資産税の増額、もとから周辺相場より低かったなどの場合は家賃アップすることも可能です。
家賃アップすることでオーナーの家賃収入もアップすることはもちろんですが、家賃アップは管理物件の資産価値向上にもつながります。
管理物件の資産価値向上のための家賃アップについて説明します。
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1 管理物件の家賃アップの方法
家賃アップすると、オーナーは家賃アップ前より管理物件から多くの収入を得ることができます。
収益物件を運用するということは、家賃や売却で利益を得るということです。
利益を見込める管理物件であれば、その分だけ資産価値向上する可能性があります。
家賃アップはオーナーの収益を増やすためにも重要ですが、管理物件の資産価値向上という点でも重要な意味を持つのです。
資産価値向上のために家賃アップ方法は、基本的に次のような流れで行います。
・周辺の家賃相場を確認する
・管理物件の家賃額を再考する
・管理物件の家賃アップを借り手に通知する
管理物件の家賃アップを決めて相場をチェックし、借りている会社や住民に通知して家賃アップをするのが基本的な流れになります。 -
2 資産価値向上のための家賃アップのコツ
資産価値向上やオーナーの収益アップのために家賃アップをする場合は、借り手である会社や住民から反対されることも少なくありません。
中には家賃アップによりトラブルになってしまい、裁判で決着をつけるほどこじれるケースもあります。
スムーズに資産価値向上・収益アップのために管理物件の家賃を上げるためには、一体どのようなことに注意したらいいのでしょうか。コツは3つあります。
コツ①家賃アップ額が適正であることを説明する
周辺より家賃相場が低い場合や税金などが増額された場合などは、借り手に家賃アップの必要性や額が適正であることを、近隣相場などの数字も合わせて説明すると理解を得やすくなります。
「増額も理解できる」と納得できるよう、根拠などを集めておくことがコツです。
コツ②そもそも家賃アップ額が適正である
管理物件の資産価値向上のためとはいえ、闇雲に家賃を上げると借り手の反感を買うのは言うまでもありません。
中には周辺の物件に移ってしまうケースも出てしまい、収益向上や資産価値向上どころか、資産価値や収益が低下してしまうことも考えられます。
適正な家賃額はいくらか、よく考えて家賃アップを決めることがコツです。
コツ③家賃アップのときは借り手にもメリットを提示する
借り手側にもメリットがあれば家賃アップに反感を持たれる可能性を低くできます。
たとえば、家賃アップの代わりに次回の更新料を無料にするなど、家賃アップの際は借り手である入居者や会社などにもメリットを提示するのがコツです。 -
3 最後に
管理物件は一度決めた家賃が絶対ではなく、周辺相場や税金額の増加などを理由に家賃アップすることも可能です。
家賃アップすることで資産価値向上などが見込めますが、借り手には反感を持たれやすいため注意が必要になります。
適正な家賃額を決めることや、理解を得られる根拠を収集しておくなど、反感に対する対策を準備しておくことがコツです。
また、家賃の適正額などを決める際に分からないことや迷うことがあれば、管理物件や収益物件の資産価値に通じた不動産会社にアドバイスを受けるといいでしょう。
管理物件のお悩みは、お気軽にケームラインへご相談ください。