管理物件所有者向け│家賃の上げ方のポイントを解説
2022.01.06-
1 家賃の値上げ交渉について
家賃の基本的な上げ方は「通知」と「合意」です。
管理物件のオーナーが家賃の上げる旨を通知し、住民と合意すれば家賃を上げることが可能です。
ただ、管理物件のオーナーが家賃を上げる旨を通知しても、住民側が即座に納得してアップした家賃額を払ってくれるとは限りません。
よって、家賃の上げ方としては、住民の合意を得るために交渉することが重要になります。
家賃の上げ方における交渉のコツは3つあります。
交渉のコツ①なぜ家賃アップが必要なのか説明する
交渉のコツ②周辺相場などについても説明する
交渉のコツ③家賃アップの代わりに入居者に有利な条件を提示する
家賃アップをする代わりに入居者側へのメリットも提示できれば、入居者が応じてくれる可能性は高くなります。
家賃アップをする代わりに管理物件の次回の更新料を無料にするなど、入居者側が応じやすいメリットを提示することが家賃の上げ方のコツです。 -
2 トラブルを避けるためにすべきこと
管理物件の入居者が家賃アップに応じないことによりトラブルに発展する可能性があります。
家賃アップの通知や交渉の際には入居者側とトラブルにならないよう注意することも重要です。
家賃の上げ方においてトラブルを避けるためにすべきことは3つあります。
すべきこと①家賃アップの通知に必要事項をしっかり記入する
家賃アップを通知する書面には「管理物件の住所」「現在の家賃と賃上げ後の家賃額」「家賃を上げる理由」などを明確に記載します。
記載漏れがないように注意してください。
すべきこと②管理物件の家賃アップは早めに通知する
家賃を上げるときは早めに通知することがポイントです。
更新時期に重なると退去が相次ぐ可能性もあります。通知は早めに、タイミングを見ておこないましょう。
すべきこと③入居者からの問い合わせには丁寧に対応する
家賃の値上げに関して入居者から問い合わせがあった場合は丁寧な説明や対応を心がける必要があります。
家賃を上げることは、入居者にとってマイナスです。
家賃を上げるときの対応によってさらにマイナスの印象になってしまいます。 -
3 最後に
管理物件の家賃の上げ方は入居者への通知です。
ただ、家賃アップの必要事項を通知したからといって入居者が納得するとは限らないため、最終的には交渉のうえで納得してもらうという流れになります。
交渉の際は管理物件のオーナーの出方によってはトラブルになる可能性があるため注意が必要です。
不動産管理会社などに、あらかじめどのように交渉を進めるべきか相談しておいた方が安心です。
管理物件のお悩みはケームラインへお気軽にご相談ください。